(Orthostatic Dysregulation, OD)
起立性調節障害は、思春期に好発する自律神経機能不全症です。
血液は体のすべての細胞や臓器に酸素や栄養を運ぶ大切なものです。血液の全身への循環は、体全体の血液の量(循環血液量)、心臓の収縮により送り出される血液量(心拍出量)、血管自身が収縮したり拡張したりする機能(末梢循環調節能)により決まってきます。これら循環機能は自律神経系によって調節統合されています。この機能に異常をきたすと、全身の臓器、とくに脳への血流が低下し、いろいろな症状が現れてしまいます。
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起立性調節障害は不登校の原因の一つになっています。本人は登校したいのに、身体がつらくて登校できないという状況が心理的負担となり、さらに病状を悪化させます。
本人、保護者、学校関係者などが病気を理解し心理的ストレスを軽減し、本人をサポートしていく態勢を作ることが大切です。
日常の活動量低下は、筋力、筋量の低下と自律神経機能の悪化を引き起こし、さらに病状が悪化し、まずまず動けなくなるという悪循環をまねきます。
体の動きやすい時間帯に適度の運動を継続することも重要です。
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